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ボンネットを交換する費用はレガシィだといくら?

■レガシィの誕生
スバルブランドを展開している富士重工業は、1970年代初めに
本格的にアメリカ市場へ進出を開始するとオイルショックや
排ガス規制などを背景とした環境問題への関心の高まりや円安が
相まって飛躍的に販売台数を伸ばします。

70年代中ごろには南米やアジア・オセアニア、さらには中東や
ヨーロッパにも進出、70代の終わりには世界規模の拡大を
続けていきました。

しかし1985年のプラザ合意による円高とアメリカ国内において
販売台数を拡大し続ける日本車への反発から販売台数が激減し、
アメリカを中心とした対外輸出に依存していたスバルブランドは
倒産に危機に追い込まれます。

1980年代末には新聞や雑誌等でスバルブランドの売却や
吸収合併などが連日のように書き立てられており、この窮状を
打開するために開発されたが「レガシィ」でした。

「後世に受け継がれゆくもの」や「遺産」という意味を持つこの
自動車にはまさにスバルの命運が託されていたのです。

■初代レガシィ
当時の主力車種でスバルの対外輸出の屋台骨を支えていた
「レオーネ」の後継で、スバルが得意としてきた中型の4WDワゴン
として開発されました。

「ワゴン車=商用バン」という当時の常識を打ち破り、ステーション
ワゴンの礎を築いて、後に一大ブームを巻き起こします。

さらにこのレガシィの誕生によって、「中型4WDと言えばスバル」
というイメージが定着するようになりました。

レガシィを人気車種へと押し上げたのは、RSグレードのセダンに
搭載されていたターボエンジンを採用したスポーツタイプGTグレード
の投入でした。

RSに比べてパワーは劣るものの、若者を中心に「速いワゴン」が
支持されて後のレガシィ人気へと繋がります。

■2代目レガシィ
バブル期の最中に開発を開始、他社の同グレード車種が大型化・
大排気量化して3ナンバーとなる中、初代と同様に5ナンバーサイズ
を堅持しました。

以前から定評のあった走行性能に加えてホイールベースを拡大して
後部座席の快適性を向上させた結果、3ナンバーにも劣らない
走りと車内空間を実現させることに成功しました。

販売開始はバブル崩壊後であったものの、スポーツタイプの
GTグレードを中心に大ヒットを記録、日本市場におけるレガシィの
人気を不動のものとしました。

また従来のワゴンにクロスオーバーSUVとしての性能を付け加えた
「アウトバック」をアメリカで販売、「グランドワゴン」として売り出した
日本市場ではそれほど話題とならなかったものの、未舗装道路の
多いアメリカ・カナダで大ヒットし、レガシィの今後に大きな影響を
与えることになります。

このレガシィ・アウトバックを先駆けとして、国内外の他メーカーが
同様の車両を次々と販売を開始、ステーションワゴン型クロス
オーバーというジャンルが確立されました。

■三代目レガシィ
初代・二代目と続いた好調な売り上げを一過性のブームとして
終わらせず継続するために、日本車として珍しく三代目も同じ
コンセプトで開発されました。

ステーションワゴンは通常セダンの設計を流用することが多いが、
三代目はワゴンの設計を独立させて制約を取り払うことで走行性能
だけでなく快適性や積載能力の向上を実現します。

さらに5ナンバーであるにも関わらず、衝突安全性能試験では
価格やグレードにおいて格上のクラウンなど3ナンバー高級車を
凌ぐ衝突安全性評価を受けました。

■四代目レガシィ
ヨーロッパ市場への対応や安全性能を更に向上させるために
サイズを拡幅、三代続いた5ナンバーサイズから3ナンバーサイズ
に変更されました。

サイズアップし安全性を向上させたものの徹底して軽量化を図り、
一部のグレードでは3ナンバーでありながら5ナンバーである
三代目より車両重量が軽くなっています。

通称ボクサーサウンドと呼ばれる独特の排気音が無くなった
ことから一部熱狂的なユーザーには不評でしたが全体的には
人気が高く、歴代で最長の6年に渡って製造が続けられました。

■五代目レガシィ
国外からの要望に応える形で車体を先代よりもさらに大型化して、
より快適でゆとりある室内空間を確保することになりました。

一方でレオーネ以来伝統となっていたサッシュレスドアやDピラーの
ブラックアウトが廃止されるなど大幅な変更が施されました。

この国外(特にアメリカ)市場を意識したモデルチェンジが、一部の
熱狂的なユーザーだけでなくこれまでレガシィを乗り続けてきた
ユーザーからも不興を買うこととなり、国内販売は先代までと比べる
と奮わず「レガシィ不要論」まで聞かれるほどでした。

■六代目レガシィ
日本では2014年10月に販売開始となった六代目は北米向けに
重心を置いたモデルチェンジがなされて、国内でレガシィ人気を
高めたツーリングワゴンは廃止(レヴォーグに継承)となり、ワゴン
タイプは北米向けのアウトバックに一本化されます。

さらにツーリングワゴンの廃止に伴ってターボエンジンも採用されず、
ユーザーの間でも六代目への評価は分かれています。

販売開始以来ステーションワゴンの先駆者であり続けながら「国内
不要論」まで語られ始めたレガシィは、今後国内市場でどのような
地位を占めることになるのでしょうか。

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