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タイミングベルト交換費用はレガシィだとどのぐらい掛かる?

■タイミングベルトとは
自動車を所有している人なら、自動車に詳しい詳しくないに関わらず
一度はタイミングベルトという言葉を耳にしたことがあるはずです。

具体的にどこに付いていて、どのような役割を果たしているのかは
分からないまでも、一般的に走行距離10万kmで交換することが
必要な部品であることは知っているのではないでしょうか。

定期的に交換が必要な部品であること以上に、何かあったときに
自分で対応することは難しく、整備工場に持ち込まなければ
ならないためにお金が掛かることがタイミングベルトへの意識をより
強くしていると思われます。

タイミングベルトはエンジンのピストンの動きをバルブに伝えて、
その位置関係を連動させるタイミングを取る部品なのですが、
簡単に言うとピストンが下がる時に吸気バルブが開いて排気バルブ
が閉まり、逆にピストンが上がる時には吸気バルブが閉まって
排気バルブが開く、そのタイミングを取っています。

タイミングベルトは水分や油脂、異物などが付くのを防止するために
カバーで覆われており、エンジンルームを覗いてもどこにあるのかは
わかりません。

タイミングベルト自体は数千円とそれほど高額ではありませんが、
その交換作業は時間が掛かるため作業代金が嵩み、結果として
交換費用が高額となってしまいます。

そうなると「交換が必要ないようにならないものか」と思うのが
人情ですが、現在開発されているエンジンは大半がタイミングベルト
ではなくタイミングチェーンを使用しており、その交換時期は
一般的に総距離30万kmと言われているためほぼメンテナンスが
必要ないようになっています。

■チェーン→ベルト→チェーン
かつて採用されていたエンジンはバルブがピストンの近くに
配置されており、タイミングを取るためのチェーンやベルトは
必要ありませんでした。

1950年頃になるとエンジンの進化に伴い、ピストンとバルブの
距離が離れていったためそのタイミングを取る必要から、現在でも
自転車などで使われているローラーチェーンが導入されました。

当時の技術では最高水準の技術力を要するローラーチェーン
でしたがかなり精度が悪く、騒音もあることから、当時からその
評価は決して高くありませんでした。

チェーンが伸びてしまうので、調整を頻繁に行わないとエンジンの
性能が大幅に低下してしまいました。

1960年台に入ると技術力の進歩により、ゴム内部にガラス繊維
などを埋め込んで強化した「コグドベルト」が普及することになります。

コグドベルトの普及により、コスト・重量・騒音・性能の面で
エンジンの性能が大幅に向上しました。

逆にローラーチェーンに比べて幅広であるためエンジンの
小型化には向かず、定期的な交換や切れた場合のリスクが
発生することにもなりました。

1990年台後半になるとサイレントチェーンが登場し、新たに
開発されるエンジンに広く採用されました。

ベルトよりも幅が狭いためにエンジンを小型化することが可能となり、
かつてのローラーチェーンで大きな問題であった「伸び」もベルトより
さらに少なくなりました。

また静粛性にも優れており、何より交換時期が走行距離30万kmで
あるためベルト使用時に懸案であった定期的な交換が
必要なくなったことが自動車のユーザーにとって朗報となりました。

ゴム製品であるベルトに比べて金属製であるチェーンを採用する
ことはコストの面で負担が増えることになりますが、交換が不要と
なることで維持費が削減されることやエンジンの小型化による
商品力が上がることで、逆にコスト面での負担を減らすとも言えます。

■ベルトが切れる前兆は
新たに開発されるエンジンはほとんどはタイミングチェーンが
使用されていますが、旧型のエンジンを搭載している中古車や
新車であっても販売開始から年数が経ってモデルチェンジが
近づいている場合には、コストを抑える意味で旧型のエンジンを
搭載していることもあり、そのような自動車にはタイミングベルトが
使用されています。

タイミングベルトの交換時期は一般的に走行距離10万kmと
言われますが、自動車の使用状況によってはもっと早く劣化が
進むこともあります。

エンジンオイルの劣化や冷却水の不足だけでなく、急発進や
急加速などによってベルトに大きな負荷が掛かることでも
タイミングベルトの傷みを早めてしまいます。

また冠水した道路を走行することでもベルトは傷み、切れる時には
何の前触れもなく、走行中に切れた場合にはバルブやピストンに
重大な被害が出ます。

もしタイミングベルトが使用されている自動車に乗っている場合には、
走行距離10万kmまで近づいていなくてもこまめに点検するように
しましょう。

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