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破れたマフラーの交換費用と修理費用ではどちらがおトク?

■自動車のマフラー
自動車を駐車するときや広い道路から細い路地へ曲がる時などに
縁石に乗り上げてしまい、マフラーが壊れてしまうことがあると
思います。

もしマフラーがヘコんでいるだけで排気ガスが漏れていなければ
大きな問題ではありませんが、穴が開いて排気ガスが漏れている
場合には早急に交換又は修理しなければなりません。

マフラーと言えば自動車の一番後ろに出ている金属製のパイプの
ことですが、仮にエンジンが前部ボンネット内にある場合には、
その長さは自動車の全長の3/4もあるのです。

主に3つの部分で構成されており、エンジンで発生した排気ガスは
エキゾーストマニホールドを通り、そしてエキゾーストパイプを通って、
最後にサイレンサーを通って外へ排出されることになります。

またエキゾーストパイプには触媒コンバーターが設置されており、
これによって排気ガス中の有害物質が除去されています。

余談ですが、これら全てまとめてマフラーと書きましたが、さらに
一般的にもそのように思われていますが、正確にはこれらは
排気装置であり、本来マフラーは最後尾にあるサイレンサーの
部分だけのことを指します。

マフラーの補修が必要な場合のほとんどが、このサイレンサーに
穴が開いた場合ということになります。

■マフラーの補修
マフラーを補修するためには自動車をジャッキアップして車体下部に
潜り込む必要がありますが、車載工具でのジャッキアップは危険
ですのでガソリンスタンドや整備工場などでリフトを借りるようにして
ください。

穴が1cm程度であればパテで、それ以上の場合にはアルミテープ
やバンテージで補修します。

パテで補修する場合には、まず穴の周囲(10cm程度)をワイヤー
ブラシや耐水のサンドペーパー(100番手ぐらいの細かい目のもの)
で擦り、サビなどを落とします。

次に耐熱パテを穴に押し込むようにして、サビなどを落とした部分
全体を覆うように盛っていきます。

表面を平らになるようにならし、一日自然乾燥して硬化するのを
待ちます。

エンジンをアイドリング状態にしてマフラーを温めることで早く乾かす
ことができますが、パテが剥がれてしまうことがあるので注意して
ください。

パテが完全に硬化したのを確認してから、耐熱スプレーをかけて
おくとパテの保護とともにサビ止めとしても効果があります。

アルミテープで補修する場合には、パテの時と同様に穴の周囲の
サビなどを落としますが、出来ればあとでアルミテープを巻き付け
られるようにマフラーのぐるり一周をキレイしておきましょう。

まず穴を覆うぐらいの大きさにアルミテープをカットして貼り付けます。

そしてその上からアルミテープを巻き付けていきますが、巻き付ける
のが困難な場合には適当な長さにカットして貼り付けても大丈夫
です。

バンテージで補修する場合はアルミテープの時とほぼ同じですが、
穴にアルミ片を当てがっておくと効果的です。

またバンテージを事前に水につけておけば柔らかくなり作業しやすく
なります。

最後に針金でバンテージを固定して一日自然乾燥させると完成
ですが、耐熱ペイントで塗装しておくとより効果的です。

結合部を補修する場合には、フレキシーラップとガンガムを使用
します。

結合部のサビなどを落とした後、フレキシーラップを一度当てて
ある程度整形しておきます。

一旦フレキシーラップを外してから、ガンガムを穴とその周りに塗り、
そしてフレキシーラップを戻しボルトで固定します。

そしてフレキシーラップを固定するように上からガンガムを塗り、

ガンガムが乾燥して硬化すれば完成となります。

先に書いた補修方法のいずれの場合も、十分に乾燥して硬化して
いることを確認してから自動車を動かすようにしてください。

また自動車の運転次第では、パテやアルミテープなどがすぐに
剥がれ落ちることもあるので十分に注意してください。

さらに事故によりマフラーに穴が開いた場合には補修で対応しても
大丈夫かもしれませんが、劣化によって穴が開いた場合には
マフラー自体を交換するようにしましょう。

マフラーを交換するとなると、マフラー自体の値段が安くても
20,000~30,000円ぐらいで高いものとなると100,000万円
以上することもあり、さらに取り付け費用がかかることになります。

自分で補修すれば、パテやアルミテープ、バンテージはそれぞれ
1,000~2,000円程度であり、サンドペーパーや耐熱ペイント
などを含めても3,000~4,000円程度で収まります。

■マフラーに穴が開いてしまったら
マフラーに穴が開いている場合には、排気音が爆音となって周囲の
迷惑となりますし、穴の箇所によってはガスが車内に入り込むことも
あります。

排気ガス漏れがあると車検を通すことも出来ないので、早急に
対応するようにしましょう。

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